四千万歩の男 忠敬の生き方 (講談社文庫)
07/02/2020 14:49:29, 本, 井上 ひさし
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によって 井上 ひさし
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内容紹介 素晴らしきかな、忠敬的セカンドライフ。50歳で隠居するまでの忠敬は下総の名家の旦那。隠居と同時に本格的に星学暦学の勉強をはじめ、56歳から72歳までの17年間で35000キロ、約4000万歩を歩き尽くして、日本地図を完成させた。愚直にも思えるその精神が支えた、第2の人生を全うする平凡な覚悟は我々の生き方に大きな示唆を与える。(講談社文庫) 内容(「BOOK」データベースより) 五十歳で隠居するまでの忠敬は下総の名家の旦那。隠居と同時に本格的に星学暦学の勉強をはじめ、五十六歳から七十二歳までの十七年間で三万五千キロ、約四千万歩を歩き尽くして、日本地図を完成させた。愚直にも思えるその精神が支えた、第二の人生を全うする平凡な覚悟は我々の生き方に大きな示唆を与える。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 井上/ひさし 1934年、山形県川西町(旧小松町中小松)生まれ。上智大学フランス語学科卒業。放送作家としてNHK人形劇「ひょっこりひょうたん島」(共作)などで活躍を始める。72年に『手鎖心中』で直木賞を受賞。86年『腹鼓記』『不忠臣蔵』で吉川英治文学賞、99年に菊池寛賞、2001年に朝日賞、03年毎日芸術賞をそれぞれ受賞したのを始め、数多くの賞を獲得している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 続きを見る
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忠敬は日本全土の実測に十七年間の歳月を投入した。著者は彼の大事業を麗々しく書くことを避け、彼の一歩一歩がどれほど辛いものであったか、彼の歩速(歩測)に合わせた密着描写を採用している。忠敬の地図は幕末に至って日本地図を作成するために来た英国の地理学者たちをその正確さで驚かせた。忠敬はのんきな人だった。のんきでもなけれぱ、日本国の海岸線を一定の歩幅(二歩で一間)で歩くことはできないだろう。ちなみに、日本の海岸線の長さは、ソ連とオーストラリアに次いで世界三位である。3万5千キロ(8千9百里)約「四千万歩の男」「忠敬の生き方」は現代見習うぺきものを多く含んでいる。伊能忠敬について歴史の教科書でしか知らない者にとっては、彼の愚直とも思えるその精神に接し、もう一度生き直せる気にさせてくれる人生開眼の書である。
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