強く生きるために読む古典 (集英社新書)
07/04/2020 10:46:44, 本, 岡 敦
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によって 岡 敦
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内容紹介プルーストも、ヘーゲルも、法然も、あなたの「頼りになる仲間」です。 高校三年で肉体労働の現場に転がり込んだ著者は、一冊の古典を読む。ヘーゲルの『小論理学』だ。その哲学書は、日々の土木作業で疲れ切った若者に「未知の地平へジャンプするための勇気」を教えてくれた。 正しい理解を目ざすのではなく、自分が生き延びる助けになるように本を読む。そのとき、難解・重厚と思われた古典は、人生を戦うための武器となり、仲間となる。いわば、生きるための読書だ。その実践記録である本書は、「未読の古典にチャレンジするための勇気」を私たちに与えてくれる。[著者情報]岡 敦(おか あつし)一九五九年、東京生まれ。八二年、早稲田大学第二文学部卒業。八〇年代にはイラストレーターとして山本寛斎のパリコレ招待状や同国内ブランドのテキスタイルデザイン、劇団第三エロチカやコント赤信号の演劇ポスターなどを手がける。九〇年代以後、雑誌の編集を経て文筆家。美術関係の文章や『聞きまくり社会学』(共著、新泉社)などを執筆。内容(「BOOK」データベースより)高校三年で肉体労働の現場に転がり込んだ著者は、一冊の古典を読む。ヘーゲルの『小論理学』だ。その哲学書は、日々の土木作業で疲れ切った若者に「未知の地平へジャンプするための勇気」を教えてくれた。正しい理解を目ざすのではなく、自分が生き延びる助けになるように本を読む。そのとき、難解・重厚と思われた古典は、人生を戦うための武器となり、仲間となる。いわば、生きるための読書だ。その実践記録である本書は、「未読の古典にチャレンジするための勇気」を私たちに与えてくれる。著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)岡/敦 1959年、東京生まれ。82年、早稲田大学第二文学部卒業。80年代にはイラストレーターとして山本寛斎のパリコレ招待状や同国内ブランドのテキスタイルデザイン、劇団第三エロチカやコント赤信号の演劇ポスターなどを手がける。90年代以後、雑誌の編集を経て文筆家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
以下は、強く生きるために読む古典 (集英社新書)に関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
自らをできそこないという著者が、失われた時を求めて(プルースト)、野生の思考(レヴィ=ストロース)、悪霊(ドストエフスキー)、園遊会(マンスフィールド)、小論理学(ヘーゲル)、異邦人(カミュ)、選択本願念仏集(法然)、城(カフカ)、自省録(マルクス・アウレーリウス)の9点の古典について、どう読んできたかを述べた著作。私自身読んだことがないだけでなく、書名すら聞いたこともない本もある。著者が前書きで述べているように、この本は、古典入門でも、名著解説でもない。もし、この本が古典入門であったら、かなり教養のある人ですら読まないようなこうした本の入門書を読んでもまったく意味がない。しかし、この本は、これれの古典を題材として、著者がどのように人生にかかわり、その中で本を読んできたかを書いた本だ。人生における本の読み方の実例として、得るものが多いと思う。この中で私が唯一読んだことのある「城」は、著者の高校生時代と同じく巷間で流布されてるあらすじ通りに読んでいた(実際にはどのような本であったかは本書で確認してほしい)。本を先入観なしで読むことの難しさを痛感した。
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