表徴の帝国
07/09/2020 11:20:12, 本, ロラン・バルト
によって ロラン・バルト
5 5つ星のうち11 人の読者
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はじめてロラン・バルトを読んだエクリチュールとか何も知らないまま読んだ西洋(主にフランス)基準知から見た日本文化の特異性を記述していた和室の障子や襖、日本料理のあり方、日本の都市の中心性(駅や皇居に象徴される)文楽、風呂敷、書、日本画、和室、俳句、生花、天ぷら、すき焼き、枯山水、禅笑って誤魔化すこと、礼儀作法、空気を読むこと、私達にとっては空気のように感じている日本の生活の一コマ一コマがロランのフィルターを通すと西洋とはいかにかけ離れているか日本は輸入先である中国文化を改良し更に洗練された記号、表徴の帝国だと言っている日本人からみるとありふれたよくある事象も異なる文化と比較するとこれほどまでに表徴されたものだったのか気付かされる。彼の筆致の豊かさと面白さは秀逸(翻訳も分かりやすい)認識というものについて考えさせられる記号論の素人でも全く問題なく読める本でした
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