実例詳解 古典文法総覧電子ブックのダウンロード

実例詳解 古典文法総覧

08/14/2020 14:28:25, , 小田 勝

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によって 小田 勝
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内容紹介◎本書の7大特色 1.英文法書と同様の形式で記述 従来の品詞別の記述形式を廃し、英文法書等で広く行われている文法範疇別の形式で記述。通言語的な視点で古典文法の詳細を知ることができ、「数量詞移動」、「形容詞移動」、「否定繰上げ」といった言語現象の古典語の実例にも、容易にアクセスできる。 2.オーソドックスな解説で古文教師の強い味方 説明は学校文法の用語を用いて、丁寧に解説。古文の教授者には、類書のない最大規模の古典文法書として、強い味方となるだろう。 3.13年をかけて幅広い古典作品の用例を悉皆調査 上代から南北朝期まで、採用した用例の出典数は332作品に及ぶ。特に平安・鎌倉期の膨大な私家集・歌合・定数歌からの挙例は類書にみない本書の特色の一つである。 4.類書のない記述密度と規模 例えば「危惧を表さない「もぞ」「もこそ」」の用例を26例、反実仮想で「ましかば(ませば/せば/未然形+ば)…まし」以外の句型を整理して41例、「同格」の用例を整理して78例示すなど、類書のない記述密度と規模になっている。 5.最新の古典文法研究の成果を採用 現在、古典文法研究は活況を呈しており、急速な進展をみせている。本書は、今世紀2000年代の研究成果を積極的に取り入れ、その際逐一依拠文献を明示しているので、古典文法研究の現状を知るのにも便利である。 6.古語辞典では決して引くことが出来ない事項を参照できる 「めり」には連用形があるが「めりけり」といえるのか、「けり」は疑問文に現れるのか、1人称を主語にした「めり」の例はあるのかなど、現行の古語辞典や古典文法書では決して調べることが出来ない古典文法上の事項について、縦横無尽に検索できる。 7.古文解釈辞典としても重宝 珍しい句型や、構文の種々相、複合辞など、従来見過ごされていた句型を積極的に取り上げて、それがどのように解釈されるかを明確に示しているので、類書のない古文解釈辞典としても便利な本である。 こんな方にお勧めします 古典文法・古典文学の学習者・教授者・研究者、中学・高校の古文の教師、現代日本語・英語・その他の言語の文法研究者、図書館。内容(「BOOK」データベースより)従来の品詞別の記述形式を廃し、文法範疇別の形式で記述した、最大規模の古典文法書。一般的な文法用語を用い、通言語的に古典文法の詳細を知ることができる。著者について1964年東京都生まれ。國學院大学大学院文学研究科博士課程後期単位取得。博士(文学)。現在、岐阜聖徳学園大学教育学部、同大学院教授。主著に、『古代語構文の研究』(おうふう)、『旺文社全訳古語辞典[第4版]』(共編、旺文社)など。著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)小田/勝 1964年東京都生まれ。國學院大学大学院文学研究科博士課程後期単位取得。博士(文学)。現在、岐阜聖徳学園大学教育学部、同大学院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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書籍文面は、横書きです。目次には、第4章は「ヴォイス」、5章5.1はテンス・アスペクト、19章19.1ダイクシス動詞19.3.4モダリティ形式の承接の項目も立てられて、まるで英文法書のようです。従来の縦書きの古典文法書より、(当方には)取っ付きやすく感じられます。なにか、日本の「古典」文学全体が、たいへん身近になったように感じられもいたします。誇張していうなら、「かぐや姫」を、地上にひきもどす手だてを得たような感じです。著者「あとがき」をみると、〈私が本書を書いた最大の理由は、本書のような文法書の存在が私自身にとって便利だからである。私は、現行版の古語辞典のほとんどすべてと、古典文法書の主要なものとを所有しているが、それでもごく単純なことを調べることができない、と思う。例えば、「ばや」が「・・・したい」の意であるというのはどの辞典・文法書にも書かれているが、では「・・・したくない」というとき「・・・ざらばや」と言うのか、言わないのか、ということが書かれていない。「じ」は「む」の打消しだというが、それでは「ざらむ」とどう違うのか、ということが書かれていない。疑問文中の「けり」の用例を知りたい、1人称主語の述語が推量の「む」や「めり」である用例を知りたい、数量詞移動の古代語の例を知りたいと思っても検索できないし、「字足らず」の和歌や、人名が掛詞として用いられた和歌、リフレインをもった和歌の例を挙げたいと思っても検索するすべがない。このような不満から、“何でも書いてある古典文法書”を目指して編集したのが本書である。所期の目的は、少しは達成されているだろうか〉とあります。著者が不満を示した点をふくめ“何でも書いてある”かどうか確かめておりませんが、当該書籍の厚みから推して“何でも書いてある古典文法書”に思え、手元にアルというだけで安心感を覚えます。必要なときに助けになってくれるであろうと感じられるからです。それでも、できうれば(「検索」については著者も記していますが)必要なときの助けを得るためのさらなる便をはかって、CD-ROMを付けてもらうことはできないものかと思います。書籍価額が壱萬円になってもいいから・・という方は少なくないのではないかと思います。

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