中医臨床のための温病学入門
09/15/2020 18:45:05, 本, 神戸中医学研究会
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久しく絶版となっていた神戸中医研の『温病学』が装いを新たにリニューアル。 ■本書の紹介■ 本書は,久しく絶版となっていた神戸中医学研究会の『中医臨床のための温病学』の再版。 新版では旧版の後半部の「温病名著(選読)」を割愛し,コンパクトに温病学の全体像を読み通せるようにした。本書によって,温病の概念と基礎理論および基本的な弁証論治をひととおり学ぶことができる。 わが国では『傷寒論』の解釈と運用に重点がおかれ,温病学は馴染みが薄い。しかし湿気の多い日本の気候風土では,じつは温病学の理論と処方を応用できる局面が多い。温病学はもともと外感熱病のために考案されたが,今では感染症ではない炎症性の疾患を中心に広く活用されている。特に難治性の疾患は「湿」と「熱」が関係していることが多く,そんなときにも温病学の考えが役立つ。 本書はそんな温病学を基礎から学べる本邦唯一のテキストである。 ◇わが国には温病学を活かす局面が多い。 ◇温病学は感染症はもとより,慢性・難治の疾患に広く活用できる。 ◇神戸中医学研究会の『温病学』をコンパクトにリニューアル。
中医臨床のための温病学入門を読んだ後、読者のコメントの下に見つけるでしょう。 参考までにご検討ください。
・温病の全体像理解だけでなく,中医学の生理の確認にとてもよい・温病も悪寒があると,この本ではの記されている。傷寒との違い,見分け方も少しは書いてあるが,臨床的にどう違いを断定するのかよくわからない。「悪寒のある温病」はやりすぎではないのかと感じる・序論を読んでいると中医学にありがちな大風呂敷を感じるのは,自分が日本漢方に属するからか・「新しい学問」であった温病学に昔の学者が飛びついた嬉しさをなんとなく感じる・日本漢方家にとっての傷寒論と違い,温疫論・温病学は慢性疾患で使用すべき論理ではない。感染症の一部の「温病」と呼ぶべき疾患に対して使用すべき考え方。しかし文章に,著者が感染症診療に漢方薬を使用し著効したという手応えを感じているにおいがない。入院治療している感染症を思い浮かべないと温病学は机の上を滑る論理になると感じる。・抗生剤が普及した戦後以降,そして外来と入院とで出来る治療が大きく差がついてきた昭和の半ば以降,重篤な感染症を漢方で治療することはほぼなくなった。昭和日本漢方が温病学を取り入れる必要がなかったのはそれが一つの要因かもしれない。・「熱があるなら冷ませ」「発熱に解熱剤」「温めるものは除け」「その上で清めろ」という思想を全体に感じる。・「温病は最も辛温を忌む」・「温燥の蒼朮は使いすぎてはならず」など,乾燥を恐れている印象を受ける。やはり乾燥した地である大陸の医学の側面が大きいのか・湿気の多い日本は大陸とはひとの病態が少し違うのではないかと感じる。・温病は季節性があるというが,中国のどこの地方の疾患として捉えているのだろう?地域が変われば伝染病の周期はまったく異なってくるのに・傷寒論の立場では温病は傷寒論のごく一部として記載されていたが,温病の立場からは傷寒論を温病の一部に取り込もうとしている印象・DICのような病態について記載があるのが気になる
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