呉越春秋 湖底の城 第九巻
07/03/2020 07:06:40, 本, 宮城谷 昌光
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によって 宮城谷 昌光
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内容紹介 呉越の最終決戦がついに始まる――。それは呉の巨人・伍子胥と、越の天才・范蠡の知の対決でもあった。10年に及ぶ連載が遂に完結。 内容(「BOOK」データベースより) 越王・句践が囚われの身となって二年余。その間、范蠡は越国で王がいつ帰ってもよいように準備を整えていた。呉が陳を攻めていることを知った諸稽郢は、呉王・夫差を見舞う使者を出すべしとの提言を受け、范蠡とともに呉へ向かう。すると夫差より思いもかけぬことを范蠡らは命じられる―呉へそのままとどまれというのだ。王が帰ってきた際に万全の体制を整えるべく、秘密裡に楚と外交していたことが露顕したのかと肝を冷やした范蠡らだったが、彼らの拘束のかわりに句践を解放するという。夫差の思惑は、いったい何なのか。呉の伍子胥は、そして越の范蠡の運命はどうなるのか。第九巻堂々の完結! 著者について 宮城谷 昌光1945年愛知県蒲郡市生まれ。『天空の舟』で新田次郎文学賞、『夏姫春秋』で直木賞、『重耳』で芸術選奨文部大臣賞、『子産』で吉川英治文学賞を受賞。主な作品に、中国古代を題材にした歴史小説『晏子』『孟嘗君』『奇貨居くべし』『楽毅』『太公望』『管仲』『王家の風日』『草原の風』『三国志』『劉邦』『呉漢』がある。日本の戦国時代を描いたものには『新三河物語』『風は山河より』がある。最新刊は『三国志名臣列伝 呉漢篇』。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 宮城谷/昌光 1945年愛知県蒲郡市生まれ。『天空の舟』で新田次郎文学賞、『夏姫春秋』で直木賞、『重耳』で芸術選奨文部大臣賞、『子産』で吉川英治文学賞、『劉邦』で毎日芸術賞をそれぞれ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 続きを見る
呉越春秋 湖底の城 第九巻を読んだ後、読者のコメントの下に見つけるでしょう。 参考までにご検討ください。
良い作品ですですが作品の表題である「湖底の城」ってなんなの?という疑問は作品冒頭の湖沼の中に何か白いものが見えるという隠喩のあと、中盤まで何もない。話が終末になると少しわかり、後書きを読むとだいぶわかった。結局大して表題の拵えはうまくない。メタファーとしても微力な感じだ。しかし范蠡のほうがメインなのかなぁという印象にも確信が持てた。作者は資料の少ないことを嘆くが、その分作者の技量が活かせたのではないか。宮城谷作品には作品のクライマックスに、とても簡潔な記述で終わらせることが度々ある。最期にサクッと終わるのである。推測するにそれは資料が、あえて言えば史実が、確固として存在するからだ。それを避けることができた稀有な存在だと思うのだが、いかがだろうか。
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