京都物語―四季の彩り 加藤晃秀版画集電子ブックのダウンロード

京都物語―四季の彩り 加藤晃秀版画集

08/12/2020 08:24:37, , 加藤 晃秀

京都物語―四季の彩り 加藤晃秀版画集電子ブックのダウンロード
によって 加藤 晃秀
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内容(「BOOK」データベースより)加藤晃秀の代表作50点余をオールカラーで掲載。四季の京都を描く版画集。著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)加藤/晃秀 1936年京都生まれ。京都市立芸術大学卒。デザイン工房を設立、染色作家としてユニークな創作着物を制作。各種工芸品のデザイン企画に参画する一方、独特のタッチの「粋画」を創案、各地で個展を開催し注目を得る。静謐感の中に、京の四季の風情を白と黒を基調にした大胆な構図と華麗な色彩で描く香り高い作品が、高い評価を得る。近年は独得のタッチで古都を描いた版画作品(木版・シルク)を発表し、内外を問わず人気を得ている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
以下は、京都物語―四季の彩り 加藤晃秀版画集に関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
版画家の加藤 晃秀氏の作品集です。48ページの分量ですし、実際の版画のサイズと比較してかなり小さな図案ですが、一つ一つの作品の質が高く、現代のイラストレーションの感覚を版画作品(木版画・シルクスクリーン)ですから、美術館で観賞しているような感じで眺めています。掲載作品数は50ほどですから決して多い訳ではありませんが、一つ一つが印象に残り、加藤氏の作風を好む方はきっとあると思っています。作品の縦横のサイズに特徴があり、かなり縦長の作品が多く見受けられますが、この切り取り感覚が個性として伝わってきました。京都の社寺仏閣、四季折々の風景、特徴ある街並みや建造物を版画のモティーフに使用しています。本書のタイトル『京都物語』は、加藤氏のライフワークとも言える京都を題材にした版画集に相応しいものだと思いました。あとがきにある作者の言葉を少し引用しますと「憑かれたように京都の四季の風情‐舞妓のおこぼやかんざし、つなぎ団子の紅提灯、祇園界隈の町家や京洛各地の寺社‐を、『粋画』と名付けて描きました」ということです。満開の桜、祇園情緒、画面を覆うような錦秋、金閣寺と月など、これぞ京都の美だという思いが感じられました。加藤さんの版画の特徴は黒色の使い方にあると思います。背景でもポイントでも黒が入ることで画面が締まりますし、奥行きが感じられます。光と影を表現する際に黒をアクセントとして大胆に使うことで他にない風合いが生まれてくるように思いました。なお、本書掲載の作品は、発行している美術出版株式会社「芸艸堂(うんそうどう)」で発売されているようです。

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