新版論文の教室レポートから卒論まで (NHKブックス)
09/24/2020 00:41:47, 本, 戸田山 和久
新版論文の教室レポートから卒論まで (NHKブックス)電子ブックのダウンロード
によって 戸田山 和久
5 5つ星のうち67 人の読者
ファイル名 : 新版-論文の教室-レポートから卒論まで-nhkブックス.pdf
ファイルサイズ : 29.71 MB
最強の論文入門書がパワーアップ!大学生のバイブルが生まれ変わった! インターネットなどの情報へのアクセス法をより詳細に解説。それを使うと必ず作文がヘタになる「禁句集」など巻末付録も充実。より読みやすい論文を書くための文章指南としても使える決定版。キミは論文って何かを知っているか!?[内容]Ⅰ キミは論文って何かを知っているか 第1章 論文の宿題が出ちゃった! 第2章 論文には「問いと主張と論証」が必要だ 第3章 論文にはダンドリも必要だ 第4章 論文とは「型にはまった」文章であるⅡ 論文の種を蒔こう 第5章 論文の種としてのアウトライン 第6章 論証のテクニックⅢ 論文を育てる 第7章 「パラグラフ・ライティング」という考え方 第8章 「パラグラフ・ライティング」という考え方 第9章 最後の仕上げここまでましになったヘタ夫の論文練習問題の解答巻末豪華五大付録 A 論文提出直前のチェックリスト B 論文完成までのフローチャート C ここだけのインサイダー情報:論文の評価基準 D 「禁句集」――作文ヘタ夫くんの使いがちな表現トップテン+α E おすすめの図書など
新版論文の教室レポートから卒論まで (NHKブックス)を読んだ後、読者のコメントの下に見つけるでしょう。 参考までにご検討ください。
大学教員(人文社会系)として初年次教育に携わっているので、論文・レポートの書き方の本は恐らく100冊以上読みました。その中でも、大学に入ってきたばかりの新入生にとって、最初に読むべき論文・レポートの書き方の本としては、これを超えるものはないように思えますもちろん、この種の本は、読者を選びます。簡潔に要点だけおさえられるものがよい、とか、論文を書いているときに困ったら辞書のように用いて書き方を確認したい、とか、ビジネスパーソンが報告書を書きたい、とか、そういう場合には別の本がいいでしょう。教員採用試験の論作文対策にも向いていません(あれは学術的な論文ではなく、やる気を見せればいいというエモーショナルなものなので)。また、自然科学系の実験レポートのようなものの書き方なら、これよりももっとよい本があるのかも知れません(私は人文社会系なので、そういうものは読んでいません)。しかし、ユニバーサル化した現在の大学で、高校までの学校でも論文・レポートの類を書いたこともなければ、書き方を教えてもらったこともないという新入生に、人文社会系のレポートを書いてもらうには、この本が一番だと思います。ユニバーサル化した大学の新入生にとっては、単なるマニュアル本は、無味乾燥すぎて読めないです。その点、ストーリー仕立てになっている本書なら、楽しく読めるでしょう(そのストーリーがまだるっこしいとか、文体がイヤとかおっしゃる方は、この本の顧客としてそもそも想定されていないので、他の本へどうぞ)。また、小論文入試対策をガリガリやって大学に入ってきた人で、論文と言えば入試小論文のことだと思っているような人の感覚を壊して、大学生らしい論文・レポートを書かせるためにもよい、と思います。別に、戸田山先生から何かもらったわけではありませんが(笑)、心からおすすめします。旧版とあわせて20万部以上売れているというのも、当然だと思います。
0コメント